切り捨てられる中高年・会社人間
中高年サラリーマンの能力開発では会社側の見方から、能力向上や貢献度アップが余り期待できない中高年サラリーマンはこれからの人余り時代には不要であり真っ先にリストラの対象になる。 また、ならざるをえないことを示した。
これに対して中高年サラリーマンの現状はどうだろうか。
「他の人はどうなっても自分だけは大丈夫だ」という「開き直り派」
「将来は非常に不安だが、自分ではどうしたらいいのかわからない」という「自信喪失派」。
大部分はこの二つのグループに分類できるようである。
そこには、これから始まる大変な時代にどう対処し、自ら道をどう切り開いて行くかの発想があまり見られない。
サラリーマンの人生コースは変わる
以前、会社サイドから今後の雇用情勢と人事諸制度の変革の必然性を示した。
これを雇用されるものの立場に置き換えてみると「サラリーマンの人生コース」は大きく変わることになる。
サラリーマンの人生コースはこう変わる
これからのサラリーマンの人生コースをパターン化すれば、次のようになる。
�@ 企業内残留コース(グループ企業含む)
a 勝ち残りグループ……企業リーダー、ビジネスリーダー、高度の技術をもつスペシャリスト、社内ベンチャー、情報企画コーディネーターなどの少数である。
b 居残りグループ……かなりの雇用条件のランクダウンを前提に 再雇用、出向が許された社員群で年毎に少なくなる。
�A 転職コース
a ランクアップグループ……若い人には転職は雇用条件アップのチャンスともなる。
中高年の場合の条件アップは、他社からのスカウトの対象となるような選ばれた「人材」に限られる。
b ランクダウングループ……何の特徴もない中高年管理職、ホワイトカラーは相当のランクダウンを覚悟すべきである。
�B 独立コース
a 既存事業による自営業グループ……保有不動産の活用、フランチャイズ参加等により小売、飲食、サービス、レジャー等を事業化する。
既存の業種業態による自営業だけにリスク度は比較的低い。
b ベンチャーグループ……脱サラを機会にニュービジネスへの挑戦も一つの方向である。
環境が激変するということはそれだけに新規の事業チャンスが多いということである。
大きく発展する可能性があると同時にリスクもまた大きい。
�C オフ・ビジネスコース
これからは成熟経済と高齢化社会の時代である。
これまでの貯蓄、これからの年金、不動産収入などにより、「経済面で家族をも考慮にいれて“ほどほど“のくらしは出来る」という確信が持てれば、自分が本来求めている人生コースを選択するのも、これからの時代の選択肢の一つである。
このコースは人それぞれの人生観によりヴァライティに富むものであるが、その代表的パターンを次にかかげて みる。
a ボランティアグループ……これまで社会から受けた恩恵を、社会福祉活動、国際ボランティア活動などで還元する。
b 自己探求グループ……これまでやりたくても出来なかった研究、芸術、趣味などをライフワークとして探求する。
C 自然回帰グループ……農山村に移住し自然との共生を求めヱ(資料 9)サラリーマンの人生コースは大きく変わる
自らどう生きるか、選択の時
社会が変わる。 会社が変わる。
それに対応してサラリーマンの人生コースも当然変わらざるをえない。
今、最も確かなことは、変化の時代だということである。
予想さる変化に基づいて、中高年サラリーマンこれからの人生コースを上のパターンに整理してみた。
もう一つ確かなことは、一般サラリーマンの期待に反して、すで多くの会社は全てにおいて頼りきれる存在ではなくなっていることサラリーマンにとっての危機の訪れであり、これからどう生きるかいう「人生コースの見直し」の時でもある。
人生の見直し、再選択、再設計にあたって現代日本サラリーマンとって最重要なことは、会社からの「自立」である。
決して「会社をやめろ」ということではない。
会社がなくても生て行ける自分をつくりあげることである。
つまり、一つは変転する外環境に惑わされない「自律」する心の確立である。
そしてもう一つは、
「会社に対して自己を主張できる」
「転職・脱サラにより会社のに出ても食べていける」
ビジネスステージにおける「自立」であるこの自立という目標がなければ、これからの人生コースについて前向きの設計は出来ない。
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