自己分析のポイント
価値観の把握
自分を活かすためには価値観に基づいたキャリアを形成しなければならない。
したがってビジョン策定にあたって最も重要なのは、キャリアに関して自分は何を大切に思っているかの把握である。
キャリアに対する価値観はゼネラリスト、スペシャリスト、サラリーマン、起業家、芸術家、変革者、自由人の7つのタイプに区分できる。
自分に近いと感じるタイプの特徴を理解した上で自分はキャリアに対してどのようなことを大切に思っているか(価値観)を自覚するべきである。
人的資産の分析
人的資産とは、これまでのキャリアで築きあげてきた知識、スキル、姿勢、経験である。
この四つを分析することにより、現在の自分にはどのような仕事が可能か、不可能かがわかる。
自分の現状を客観的に把握できれば強化すべき点もわかり、効果的アクションプラン作成が容易となる。
a 知識の棚卸し
ここでいう知識とは、ビジネスに関する情報量である。
自分のキャリア目標を達成させるために必要な知識は何か、生かせる知識と足りない知識を判断し足りない場合は勉強して補わなければならない。
マーケティング・営業、生産管理・オペレーション、財務・経理、人事管理、経営戦略・企画、情報技術・システム、技術・研究開発などビジネス各分野において自分はどれだけの情報量(知識)を持っているか。
その強み・弱みは何か。
b スキルの棚卸し
スキルとは知識を使いこなして実際に仕事を達成する力のことである。
企業が求める能力の中身が変化したということは、必要とされるスキルも変わったことを意味する。
これまでは財務遂行力や業 務管理力が重視されてきたが、現在では創造力、問題発見力、戦略立案力というスキルが重要になってきた。
このようなスキルを身につけるためには、どのスキルを伸ばすかを明確にし、スキル向上という目的意識を持って仕事に取り組む必要がある。
自分の持っているスキルの強味・弱味は何か。
仕事を達成する能力を自覚しなければならない。
C 姿勢の棚卸し
姿勢とは仕事を進めていく上での心構えのことである。
姿勢の持ち方によって知識やスキルが身につくか、仕事が達成できるかどうかが決定される。
自分はどのような姿勢を取っているだろうか。
強味・弱味を明確にし、自分の姿勢について自覚しなければならない
d 経験の棚卸し
経験とは、知識・スキル・姿勢という人的資産が具体的に表現された過去の記録である。
記録を点検することにより、自分がどのように人的資産を運用して仕事を達成してきたかがわかる。
過去においてどのような仕事を達成してきたか。
リストアップし、各経験において知識・スキル・姿勢をどう生かしたか認識する必要がある。
性格の把握
キャリアビジョン策定において、自分の性格を心理的傾向でとらえる必要がある。
キャリア目標を達成する上での前提条件である。
目標が明確になれば、自分の心理的傾向をキャリアに生かすことが出来る。
例えば、内向的かつ神経質で物事に敏感な人の場合、研究やシステム開発にキャリア目標をおけば、性格をそのまま生かすことが出来る。
一方、営業・マーケティングがキャリア目標とすれば、表面的にはうまくいかないようにみえる。
しかし、物事に敏感であるという特質を仕事に生かすことができれば、細かい気配り、相手の微妙なニーズの把握により、外向的な人には出来ない顧客アプローチを行うことができる。
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