資格取得の経済効果は長い目で
資格取得、即収入アップとはならない。
中高年ホワイトカラーに比較的人気がある中小企業診断士、弁理士、税理士、社会保険労務士、技術士の資格取得者に対して、「ライセンス資格試験フォーラム」がアンケート調査を行っている。
その回答者56名中、取得後年収が上がったとするのはわずか12名。
変わらないが38名、下がったが4名で、目先の収入増はあまり期待出来ないという結果になっている。
一方、資格取得に関わる費用は、試験が難しくなり競争も激化したこともあって、増加する傾向にある。
最近では独学が例外的になり、通信教育だけでなく学校に通うケースが増えている。
一般的には学費だけで20万円、資格によって100万円以上になることが多い。
したがって資格取得の経済効果は目先で考えずに長い目でみる必要がある。
また、資格取得が独立に直結するかといえば、必ずしもそうではない。
中小企業診断士合格者のうちで独立しているのは10%、そのうち年収1,000万円以上はそのまた10パーセントと厳しい状況。
さらに、この中小企業診断士と社会保険労務士の場合はコンサルタント事務所等から求人も少なく状況は厳しい。
弁理士、税理士、技術士については特許事務所、税務会計事務所、技術コンサルタント会社等からの求人もそこそこあるといわれる。
そこで経験を積んでから独立も出来る。
独立して成功するかどうかは、まさに本人の努力と能力によるといえる。
役に立つ資格のいろいろ
参考までに、中高年サラリーマンにとって将来役に立ちそうな資料のいろいろを整理してみた。
一つは取得パターン別資格分類であり、もう一つはホワイトカラー対応の資格分類である。
まず、取得パターンを、「取得難度」別にみると次のようになる。
(1) 学歴・職歴・実務経験がなくても講習を受けるだけでとれる……防火管理者、小規模ボイラー取扱者などが主に技術・技能系
(2) 一定の実務経験があれば講習を受けるだけで取れる……昇降機検 査資格者、食品衛生管理者、林業技師など主に技術・技能系
(3) 仕事に関連する資格の取得……自動車整備士など自動車・運輸関連、電気主任技術者など技術系、建築士など建築・不動産系、情報処理技術者等々
(4) 比較的簡単に取れる資格……宅地建物取引責任者、簿記検定、ワープロ技能検定など
(5) かなり難しい資格……公認会計士、弁理士、行政書士などそのほか、特定目的別にみると、趣味が活かせる資格、スポーツ・レジャーに関連する資格もけっこう多い。
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